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観に行く (劇団四季「ジーザス・クライスト・スーパースター ジャポネスク・バージョン」, 尼崎) [音楽]

2008年11月29日(土), 劇団四季「ジーザス・クライスト・スーパースター ジャポネスク・バージョン」@尼崎アルカイックホールを観に行く。http://www.shiki.gr.jp/applause/jesus/

近鉄学園前駅からは近鉄快速-地下鉄-阪神特急で1時間強で阪神尼崎駅まで到着。駅から徒歩10分弱。奈良からもアクセスがよいホール。S席8,000円。1F17列は前を通路が走っているので有る意味最前列。5X番だと右端から1/4くらいか。パンフレット 1,300円を買う。ロビーはドリンクの無料サービス。いいですね。上演時間は約100分。

楽しく観ました。「予習」というほどのものでもなく映画版のCDでは20年弱時折聴取しており、今年度に入って劇団四季版CDも入手して日本語版にも新鮮なシンパシーを感じていたところという、個人的にはベストコンディションの前知識で臨めた。(ちなみにこの「予習」という表現は客が自虐的に使うべき言葉であって企画する側が「予習に最適なベスト盤です」というように使うとシャレにならないと思う。ある種の言葉のインフレというか、かつての客が企画側になったということか。それはさておき)。

以下、見落としや解釈間違いなどもあるかもしれない、また今回の公演に限らないことも多く含むと思うし、キャストの名前を知らずに書く、私用メモ:
例えば「スーパースター」の「こんなにならずにすんだのに」で十字架とともにあるジーザスをユダが指し示すなど、私の中では漠然としたイメージであったもの(混乱、悲劇とか)が、明示的に何かになっていた箇所が数箇所かあったという印象。舞台での具体的な演出などを想像せず映画とCDだけで20年間聴いてきただけの身には新鮮だ。

全般的にテンポが速く感じたが客観的な尺度で測ったらテンポはどうだったのだろう。始まってすぐの「What's The Buzz」~「Strange Thing Mystifying」あたりが特に速いと思った。速すぎてコミカルにさえ感じたがじきに慣れた。時代とともに速くなってきたのだろうか。

オリジナルのイアン・ギラン・ジーザスでは有り、映画版では無くなっていたものの、鹿賀ジーザスでは叫ばれていた、「自分で治せ!」はやはり継承しているんですね。

私が日本版で比較できるのはCDになっていた寺田ユダだけだが、このCDだけ聴いていても寺田ユダはかなり特徴的な演じ方だと思われた。これと比べると今日のユダさんは非常に真面目な人という印象だ。寺田ユダは不敵な面構えが想像できたり、全般的に道化的ながら「スーパースター」の歌唱で「考えを知りたいだけさ」で急にドスの効いた声を出すところに寒気が感じられたりもしたが、このユダさんの真摯な姿勢は友達になれそうな気すらしてくる。というか逆に英語版も含めて寺田氏が特異なのかもしれないが。

ここでのヘロデ王のスタイリッシュな見得の切り方はジャポネスクバージョンならではなのかな。これはまた楽しい。

イエスの死後はタフになるとはいえこの時点では少々小心者的にも感じられる使途たちの歌う「最後の晩餐 The Last Supper」、

あらためて、オルガンの音や「ワインで疲れを癒そう」といったフレーズを聞いていると、「コーンミールの粥を分け合った」と歌うボブ・マーリィとウェイラーズ「No Woman No Cry」を聴くときに通じる胸のあたりの湿度の上昇を感じたよ。

(歌詞) http://tube365.net/lang-ja/init_char-2/artist_id-1052/track_id-43587

"聴いているとあれを思い出した"系ではもう一点、「やり直すことはできないのですか Could we start again please」、

は、「Hair」から「Let The Sunshine In」、下では4分5秒からの「Singing our space songs on a spider web sitar」からのところ。

(歌詞) http://www.musicvideoster.com/song.php?sid=26382&aid=6525
そうか、映画のバーガーが死んでから40年か。

ジャポネスク・バージョンということでの違和感は意外とないものだ。あるとしたら最後に「十字架」が強烈に示されるときと、小坊主さんのようなソウルガールたちかな。(それはそれで非日常的だけれども、享楽やセクシャルなものとは無縁の童子のように見えます)。
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